下呂の郷土料理「鶏ちゃん」のお店 杉の子
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2013年8月
〜「はんちくたい」こそおもてなしのチャンス〜
お客様に十分なおもてなしをしなければとあせり、
その動作がうまく伝わらないと感じた時、
自分自身に対して「ああ〜はんちくたい」と思ってしまいます。

「はんちくたい」とは飛騨弁で歯がゆい、じれったいなどいろいろな時に使われる言葉です。
何とかわかりやすく説明できないかと考えれば考えるほど「あー、はんちくたい」と、、、。

それでも真心込めてお客様と接していれば
「やっぱり杉の子の鶏ちゃんに出会うことができて良かった」
「おいしかったワー」
の一言を聞き、「きれいに食べて頂きありがとうございました」と感謝の気持ちでいっぱいになります。
普通、食事をしようと入った店では
例えば親子丼、ラーメン、カレーライスが目の前に現れれば
戸惑うことなく食べることができますが、
杉の子で鶏ちゃんを食べるということは少し勝手が違います。
特に「鶏ちゃん」という食べ物を知らなくて
初めて「杉の子」へ入ったお客様はウーンとなります。
まずもって注文の仕方が分かりません。
やがて目の前に備えられたコンロにジンギスカン鍋が置かれ、
デーンと鶏ちゃんが乗せられたことはいいけれど
「どうすれば?」と食べ方に迷う。
点火して焼くものだと分かっても
「どうやって焼けばいいのか」と、、、。
焼き方をどのように説明してもうまくいかない時、
心の中で「はんちくたいナァ〜」と、おいしそうに焼けた時はうれしいナァ〜(^0^)、よかったナァ〜(^_^)と、、、。 「はんちくたい」のおかげで、お客様が戸惑い迷われたおかげで杉の子流の鶏ちゃんの焼き方をお伝えしていますので、焼き方が分からなければ遠慮なく聞いて下さい。
一度食べていただければ杉の子流鶏ちゃんに親しみがわくことでしょう。
鶏ちゃんの焼き方はお店によってさまざまです。
お店によって味もいろいろです。
鉄板の上へすでに焼き上げてから運ばれる鶏ちゃんもあります。
下呂温泉に来ていろんな店の鶏ちゃんを味わっていただければ、また一つ楽しみが増えることと思います。

下呂ちゃんと言えば鶏ちゃん、鶏ちゃんと言えば下呂ちゃん
岐阜ちゃんと言えば鶏ちゃん、鶏ちゃんと言えば岐阜ちゃん


それほどに皆さまの心と体に染み込んでいけることを願っています。
鶏ちゃんは昔ながらの食文化であります。
どこにでもあるメジャーな食べ物だと地元の方は思い込んで方が多いようです。その辺がとてもおもしろく奥深いのです。
下呂は鶏ちゃんの宝庫です!
お待ちしています!

それでは杉の子流、鶏ちゃんのおいしい焼き方を教えましょう!

<設営>
○ジンギスカン鍋にクッキングペーパーが敷かれ鶏肉、キャベツが盛られている
○コンロの上にジンギスカン鍋を置く
<焼き方>
○コンロ点火
○皆で箸を手に持ちスタンバイ
○鍋からジッと音がしてきたら箸動かしゴー
○肉もキャベツも一緒に下から上へと紙をすべらすように焼く
○箸を休めずまんべんなく豪快に
○肉が焼けたら必ず火を切ってください
○さあ、食べましょう!
<焼きそばは必ず〆に焼きましょう>
焼けた鶏ちゃんを鍋に半分以上残しておき、
味付け焼きそばを入れて鍋底にタレが無くなるまでよく混ぜて焼いて下さい。
鶏ちゃんと焼きそばは又、ちがった味が楽しめます。
それはそれは美味です。